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archive on the minor

過去帳の類

Flight Time / Billy Cobham

Review

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基本叩きすぎ。常人が1拍に16回叩くところを、師匠は24〜26回叩くのが普通で、場合によっては29回とか31回とか、それって素数じゃんてな叩きっぷりのよさ(誇大広告)。こんな風に育てたのは誰だ。

1970年代はなにかと忙しかった師匠だったが、しだいに芸風が飽きられて意気消沈。時代はパンクだアナーキー。こちらは1980年発売のライブもの。「ダンケシェン」って言っているからドイツかな。コブハムはドイツが好きだね。

実はこのアルバムを買ったのはコブハム目当てではなく、ギターのBarry Finnertyが弾いているから。この人「やる時はやる」系のギタリストなんで、裏を返せば「ダメな時は全然ダメ」系なギタリスト。自身の曲を寄せ集めたアルバム=Space Age Bluesを、何の因果か手に入れてしまい、その中に収録されたJackhammerがことのほか良い勢いだったので、その曲が元々収録されていた本アルバム=Flight Timeはきっとアタリだろうと思ったワケ。

結果、大アタリ。G,B,Kb,Dr4人での演奏は、コブハムデューク時代のような遊びはなく、思いのほか曲だけはさわやかにフュージョンしてる。曲のさわやかさをブチ壊す師匠のタム回しや歌いすぎるギターフレーズが最高。上手すぎたりアクが強すぎたりすると、オシャレなLAフュージョンにはならんのね。ジャケットの揺れた写真に納得。

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この人がBarry Finnerty。New York Cityという最高傑作を1982年に発表しているといわれるが、未だにCD化されず。本人のHPでも黒歴史に。